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【お悩み】寝ている時に足がつる。【簡単に出来る予防法】

病気・障害のこと

こんにちは。
作業療法士のゆうです。

セラピストの仕事をしていると患者さんからこのようなお悩みが良く聞かれます。

Aさん
Aさん

最近、寝ている時に足がつるんです。
足が痛いし、途中で起きちゃうから何だか寝不足。
疲れが取れない。

この記事ではこのようなお悩みに対して、どのような原因が考えられるか。また、簡単に出来る予防法をお伝えしていきます。

寝ている時に足がつる理由

せっかく気持ち良く寝ていても、突然「イタタっ」と目が覚めるのは辛い事です。

足がつる理由は現在もまだ明確に分かっていませんが、何らかの問題が生じているサインではあります。

寝ている時に足がつることは、激しく運動をした時に足がつる状態とは異なります。

睡眠は基本的に身体を修復してくれる大切な時間なんですが、寝ている時に足がつるのは、睡眠中(副交感神経が優位)に何かトラブルが生じているということです。

寝ている時に足がつる理由は
脱水(ミネラルなど電解質異常)
血流低下
が主な原因として考えられる、と言われています。
※スポーツなど激しい運動をしている間に足がつる場合は、他にも糖の枯渇が原因とも言われています。

脱水

Aさん
Aさん

汗をかいていないのに脱水?

トイレに行きたくないからってお水飲むの控えていませんか?

Aさん
Aさん

そういえば。

寝ている時に足がつる、と訴える人の中にはこのような方もいます。

季節にもよりますが、寝ている間は不感蒸泄として身体から水分が奪われてしまいます。
夏は汗により脱水状態がさらに強くなり、冬は乾燥が強まり身体から水分が出ていきやすくなります。

水分が不足すると筋肉や神経を調整している、血中のマグネシウムやカルシウム、ミネラル(電解質)のバランスが崩れやすくなり、足がつる可能性が高くなります。

血流低下

寝ている時間は副交感神経が活動している時間帯です。良い眠りが行えていると、副交感神経が活性化し、内臓の働きが良くなります。すると、血管が開いて、全身的な血流循環が促され、ホルモンの分泌も良くなります。

しかし、日ごろの不摂生により内臓疲労が生じたりしていると、全身の血液循環が十分に促されず、冷えが生じてしまいます。

また、日中より夜間の方が体温は下がりやすくなるため、寝ている時間に冷えが助長されている可能性があります。

足がつるは病気のサイン?

毎晩のように寝ている時に頻回に足がつり、日常生活に支障を来すのであれば、まずは早めの病院受診をお勧めします。

✔足がつりやすいのは以下の病気のサインかもしれません。

イオンバランスの異常脱水・下痢・嘔吐・熱中症・人工透析
血管病変閉塞性動脈硬化症・下肢静脈瘤・血管炎・バージャー病
代謝異常低栄養・糖尿病・肝硬変
内分泌疾患甲状腺機能低下症・副甲状腺機能低下症・アジソン病
神経筋疾患脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・脳梗塞など
骨関節疾患関節炎
薬剤の副作用高血圧の薬・高脂血症の薬・利尿剤・ホルモン剤・抗がん剤など

他に思い当たる症状はない?

こむら返りは一過性の症状のことが多いため、数回の頻度であれば、内服薬と経過観察のことと言われてしまうこともあると思います。

また、一つの症状が強く出ると、他の症状は気にならなくなる人もいます。
手足のしびれや、腰痛、口の渇き、多汗、末端の冷えが強いなども気になる点があれば、病院受診をした際に伝えておくと良いと思います。

簡単に出来る予防法

まずは寝る前にミネラルの入った水をコップ一杯飲みましょう。夜中にトイレに起きたら、トイレ後もコップ一杯の水を飲みましょう。

体液を薄めないようにするには、塩分濃度が0.1~0.2%の水分摂取が推奨されています。
※スポーツドリンクの塩分濃度です。

減塩が推奨されていますが、塩分は重要なものです。
※注意:心臓疾患や透析などの病気により、塩分制限されている場合は摂取量を守ってください

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