こんにちは。
作業療法士のゆうです。
薬の飲み忘れ防止には患者さんの身体・認知機能の状態と環境に合わせて考えていく必要があります。詳しくは前回の記事も参考にしてみてくださいね。
ゆう
今回の記事では100円ショップで使えるお薬カレンダーを紹介していきます。
患者さんの身体・認知機能の状態や環境に合わせれば100円ショップの商品でも十分に役立っています。
看護師
訪問看護で働いていると、在宅の患者さんのお薬カレンダーは100円ショップの商品を使用している患者さんも多いですよ。
ちゃんと使用できるものであれば、値段が安ければ安いだけ、患者んの家族にも喜ばれます。
買いに行くことが面倒と感じなければ、是非足を運んでみてくださいね。
一日分の薬を毎日セットする必要がある方には
Can Do(キャンドゥ)で購入
商品名:1day 投薬ケース
値段:100円(税抜き価格)
・一日4回分(朝・昼・夕・寝る前)の薬のセットが出来る。
・ケースが一体型になっていないので、必要な時間のボックスのみセットすることが出来る。
1週間分のお薬カレンダー・ピルケース
DAISO(ダイソー)で購入
商品名:カレンダーポケット(ベーシック)
費用:150円(税抜き価格)
・1日3回分の薬をセット出来る。
・時間(朝・昼・夜)と曜日のラベルがついており、曜日の開始を変更することが出来る。
・薬がヒートシール※1で手が不自由な場合だと、取りにくい。
※1ヒートシール: 薬をアルミなど薄い金属やフィルムで1錠ずつ包装したもの
・薬が1日4回(朝・昼・夕・寝る前)の場合は、(例えば)寝る前の薬は一番下の大きなポケットなどにセットする必要がある(分からなくなる場合がある)
商品名:薬ケース
費用:100円(税抜き価格)
・一日4回分(朝・昼・夕・寝る前)の薬のセットが出来る。
・開始の曜日が固定されている。
・手が不自由な人は薬が取りにくいことがある。
服薬が1日1回の場合
看護師
服薬の回数が1日2回でも薬の飲み忘れが多い認知症の方や老々介護で家族も服薬を促せない場合、担当医に報告して服薬を1日1回にしてもらうことがあります。
そんな時は気が付いた時に飲んでもらえるような工夫が必要です。
DAISO(ダイソー)の商品で作成
商品名:仕切りケース2(2セット購入)
他の材料:ガムテープ(目立つように赤と白のテープ)
作成時間:15分程度
費用:400円(税抜き価格)
まとめ
お薬カレンダーは100円ショップで揃えることが出来ます。また、必要に応じて自分で作成することで正規品を購入するより安く買えます。
安く購入すること、そして利用する人の身体と認知機能の状態と薬の状態や協力者の有無など環境に合わせることが大切です。
手間はかかりますが、出来るだけ費用を少なくし利用者の負担を減らしながら、しっかりと実用的に使用できるものを提供出来ることが大切です。
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