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リハビリしても長引く辛い肩こり【原因が分からない時は足から見直す】

リハビリnote

身体が辛くて元気が出ない…

僕がセラピストとして仕事をしている時に、患者さんの訴えで多かった症状の一つが
肩こり
です。

中高年の方々だけでなく、学生や20歳代の若い子達にも多く見られる症状です。
交通事故や転倒で外傷を受けたことがなくても肩こりが辛く、日常生活が辛いと感じてくると病院受診をしたり、整体やリラクゼーションサロンでマッサージを求める人も少なくありません。

リラクゼーションサロンや整体では、症状に対して直接マッサージする人も多くいます。
出来るだけ早く治療て楽になってもらいたいという気持ちはありますが、直接マッサージをしても改善せず、原因が分からず長引く場合にはしっかりと足から見直すのが大事なポイントの一つとなります。

✔肩こりの原因

肩こりの原因は複雑です。
①身体的な原因
②精神的な原因
③物理・環境的な原因
とありますが、
個人の習慣や思考の癖を変えていく所まで行けることが出来れば理想的です。

①身体的な原因

肩こりは身体のバランスが崩れているというサインです。

例えば、滑りやすい道や平均台を歩くときなど転ばないように、身体に力が入ることを経験している人は多くいると思います。

転ぶ不安など何も感じないような道を歩く場合でも、身体のバランスが崩れている場合には日頃から身体に力が入ってしまっている時があります。そうすると、無意識的に余分な力みが常に負担となって肩こりが生じる場合があります。

その場合は肩を直接マッサージしても、日ごろから楽に動いている訳ではないので、肩こりが繰り返されてしまいます。

他にも多く取り上げられていることだと、スマホをみたり、パソコン作業など長時間のデスクワーク、立ちっぱなしの長時間の作業など同じ姿勢で長時間いることが原因になったり、また、重い物を持つなど筋肉に負荷が強くかかってしまっている状態も原因になることもあります。

②精神的な原因

身体だけでなく、精神的なストレスが原因で生じる肩こりもあります。
・人間関係
・学校や仕事
・睡眠不足
などがあります。
 

・人間関係

特定の人といると緊張したり、息が詰まったような感覚になったことがある人は少なくないと思います。
学校の友人や職場の人間関係などがありますが、身近な夫婦・親子関係でもストレスになっていることがあります。

・学校や仕事

学校のテストや受験。仕事や残業が多い、仕事の失敗、重圧感などによる精神的なストレス。

・睡眠不足

睡眠の質が悪く、寝て起きてもスッキリしていない状態です。

③物理・環境的な原因

寒暖・気圧の変動、近所の騒音や振動、たばこなど空気汚染などのことを言います。

原因が分からない時は足から見直す。

環境や個人の性格・思考・習慣など精神的ストレスを疑って、身体の治療を諦める前に、まずはしっかりとした身体を作っていくことが優先だと思います。

身体が変化してくると、精神的な面でも変化していくことは沢山のセラピストが経験していることです。

それでも身体の原因が分からない時は、足(土台)から順番に身体を整えていくことが、無難な方法です。
家を建てる場合もいきなり屋根を作ることはありません。

必ず地盤を固めてから、家を建てます。でなければ、家は長持ちしませんね。これは人の身体でも言えることだと思います。

肩こりをどこから治療すればいいか見分ける簡易的な検査の例。

上記では時間的な余裕があり、しっかりリハビリが出来る場合の例です。

そんな時間はない!という方に、どこからリハビリを行えばいいか見分ける手段をお伝えします。

【簡易検査の方法】※他の検査と併用して、診断していく必要があります。

①寝た状態で、バンザイ(肩の可動域)をみる。
②座った状態でバンザイをみる。
③立った状態でバンザイをみる。
✔①~③の状態でバンザイの可動域が変わらなければ、肩に問題がある可能性があります。
✔①では肩の可動域があり、③で肩の可動域に問題がある場合は足の影響がある可能性が高くなります。
さらに、右足に体重をかけた時、左足に体重をかけた時で可動域の違いがあるならば、可動域が落ちた時に荷重した足が影響している可能性があります。

身体は全身繋がっているので、肩が辛いと言っても全身をみなくてはいけません。

足が原因かもしれない人のセルフチェックとマッサージ

チェックの前に、上記で書いた方法で立った時のバンザイで肩の硬さをみておきます。
次に
①立った時にどこに体重がかかっているかのチェック
右足?
左足?

つま先?
かかと?

親指側?
小指側?

偏りがある場合は
赤ちゃんの足触るような柔らかい手にして、ゆっくりと足の裏をほぐす。

指先から均等にほぐれた感じが出たら、また立って足の裏がどうなったか確認。床に対して足の接地感増えたら、とりあえずOKです。

もう一度立って、爪先や踵など色々体重かけてみます。

この手順を2.3回繰り返します。

もう一度肩の柔らかさを確認します。

これだけでも、肩が柔らかくなったことを感じられる人もいます。

揉めばもむほど硬くなることもある

凝ってるから、ちゃんと揉みほぐした方が良いって思いますよね?
強圧でも上手い、下手がちゃんとあります。施術者が無理な力み無く強圧出来るなら大丈夫かもしれません。

マッサージのような刺激は痛いもしくは気持ちいいなどというような判断になるので、良し悪しの判断は難しいかもしれません。
硬い刺激を受け続けると、身体はその刺激から身を守る為に皮膚や筋肉を固くします。
また刺激も強いので、疲労したり、回復遅らせることもあります。

強い圧で筋肉や皮膚が硬くなる例としては、足のタコや野球の素振りで出来るタコ、ペンダコです。硬いの触り続けると身体は硬くなる仕組みとなっており、どんどん感覚が鈍くなり、筋肉や皮膚も硬くなっていきます。

肩こりや痛みなどの症状は警告サイン

心も身体も健康な時は身体の不調を感じず、元気に過ごすことが出来ます。

でも、身体に肩こりや腰痛など、何らかの症状があると家事や育児、仕事、プライベートでも支障が出てしまうことがあると思います。

長引くその症状は身体に何か異常が起こっている、警告サインだと思われます。

放置しすぎないことが、大切です。

身体は基本的に寝たら治る仕組みです。

質の良い睡眠は全身の細胞を修復し、自分自身で自分を癒してくれている時間です。一日の疲れや傷の修復、免疫力の向上、老廃物の除去など様々な事を行なってくれています。

子供の頃は汗いっぱいになって遊んで疲れて。。。
そしていっぱい寝て、また元気に遊ぶ。

それぐらい沢山のエネルギーを使っても、ちゃんと寝たら元気にしてくれれるのが睡眠です。

終わりに

肩こりと言っても、原因が様々です。心身ともに様々な場面でストレスがかかります。

生活習慣を見直しつつ、一つずつ身体のケアを行わないといけないこともあります。

思い当たることがない、原因が分からない時はしっかりと足(土台)から見直すことが、急がば回れとなるかもしれません。

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