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【神経学】作業療法士と看護師が選ぶおススメ参考書

リハビリnote

こんにちは。道産子OTです。

僕はこれまで12年間リハビリに関わる勉強をしてきました。参考書は一般向けの書籍から専門書籍を合わせて軽く100冊以上は読みましたし、スキルアップとしてリハビリ業界だけでなく、カイロプラクティックやオステオパシーなどのセミナーにも積極的に参加し、年間150万くらいは自己投資しています。

知識は必ず必要だと思いますが、知識だけでは施術(リハビリ)も出来ないって思っています。
逆も言えて、技術を知識が助けてくれることもあります。さらに知識はセラピスト自身を守ってくれることにも繋がります。

本は本当に読んでいる人の人生を変えてくれる物だと思っています。本当に大切な本は何度も何度も繰り返し、読んでしまいます。本のおかげで患者さんの笑顔がみられた。そのおかげで僕も笑顔を返せた。という経験が沢山あります。

僕が神経学を学んで良かったって思うような症状は

・眩暈で悩んでいる人
・運動して筋肉を鍛えても、バランスが良くならない人(不定愁訴と呼ばれてしまう人など)
・脳梗塞やパーキンソン病など神経難病を持っている人
・高齢者の転倒予防や認知機能の予防が必要な人
などに役立っていると感じています。勿論上記に書かれた方全てに上手くリハビリを提供出来ている訳ではないですが、参考書から学んだことで笑顔をもらった事例があります。

今回は神経学の分野で1度は読んでほしい僕と看護師の嫁が一緒に選ぶおススメ書籍を厳選して紹介します。

◎神経学を学び始めた人向けのおススメ参考書

✔ベッドサイド神経の診かた(学生にも持っててほしい1冊)

長年、沢山の方に愛されている本だと思います。僕は学生の頃からお世話になっています。
・学生の臨床実習でもこの1冊あれば十分な内容が書かれている。
・評価方法も書かれており、読みやすい。
・正直に持っていて損はないような本だと思っています。
神経学が本当に苦手、嫌いな人にはどんな本も向かない気がします。

✔ ベアー コノーズ パラディーソ神経科学 脳の探求 カラー版

・カラーでイラストが見やすい。難しい専門用語も少なく、量の割にスラスラ読んでしまいました。改めて、脳って面白いなーって思える本でした。
・トピックスも多く、興味が引かれた。
・基本的な知識を知るためには分かりやすい本だと思います。
・診断などの役には立たないと思います。

◎専門性を高めたい人向けのおススメ参考書

✔神経局在診断

僕が購入したのは第5版ですが、診断していくための基礎知識が細かく書かれている本だと思います。

・細かく書かれているので、より専門性を高めたいなら必要になる1冊だと思います。
・診断学というよりは、解剖学を深めたい時に良い本だと思います。
本のタイトルに診断と書かれているのですが、診断方法が書かれているわけではないです。
専門的に詳しく書かれているので、頭が???になってくると飽きやすい本かもしれません。

✔カンデル神経科学(特にお勧めの本です)

専門性を高めたい人向けとしていますが、正直、沢山のことが網羅されているため、神経学を学び始めの人にも役立つと思います。

値段が高めですが、本の内容・ボリューム(1696頁)から考えると、個人的には買って損なし・コスパ良しでした。

・値段が高い
・本が分厚いので、読み始める時は読む気がなくなるかも
(必要なところだけを毎回調べる工夫にすれば読みやすいです。)

◎【番外編】英語が出来る人に読んでみてほしい本

✔Functional Neurology for Practitioners of Manual Therapy

僕は作業療法士1年目の時に機能神経学に感動して、神経学が好きになりました。
色々な参考書を読みながら、どうしても欲しくなって、英語も出来ないのに本を買いました!笑

最初は翻訳を頑張ってましたが、途中で挫折。笑

でも、リハビリ関係者やカイロプラクター、オステオパスなど徒手療法家には役立ちそうな本だと思っています。

英語が出来るなら是非おススメしてみたい本です。

✔本が苦手な方に

僕は勉強が嫌いでした。
昔は「患者さんの笑顔がみたい」というよりは、患者さんに聞かれたことに応えられない自分だったり、困った顔をされてどうにも出来ない自分に対して、とても嫌な気持ちでした。同期に負けたくないという気持ちもありました。

少しずつでも勉強していると、結果的に「あっ、勉強して良かった」って思える瞬間がくると思います。

興味のある分野から、本を読んでみる。それでも分からなかった時にセミナーに参加し、先行き先生方から教えを頂くことも必要だと思いますよ。

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