こんにちは。
作業療法士のゆうです。
「目標はなんですか?」
リハビリを行う上でとても大切な質問。
治療の方向を決めるだけでなく、相手の奥深くを知るキッカケにもなりますね。
・痛みを取りたい
・歩きたい
・ぐっすり眠れるようになりたい
などなど様々。
この先にあるものは?
例えば、痛みが取れたらやりたいことなど…
目標を達成するために、何か努力をしなければならないのか。。。
足し算の発想です。
目標を達成するために、何かをやめる努力をしなければならないのか。。。
引き算の発想です。
目標を達成するために「足し算」と「引き算」の考えがたくさん出回っています。
優劣があるわけではなく、あくまで考えなので、やりやすい方から初めてみるほうが良いでしょう。
大切なのは
「習慣への気づきと変化」です。
リハビリで必要な「足し算」と「引き算」には以下の4つの視点があります。
・運動と休息
・睡眠
・栄養
・社会参加
一つずつ確認していきましょう。
運動と休息
「運動と休息」の足し算と引き算にはどのような場面があるでしょう?
・運動しすぎ。 運動不足。
・筋肉のバランスが悪いとしたら
弱っている筋肉を鍛える。 休息を取り鍛えないようにする。
・色々な動きの練習をする。 同じパターンの運動を繰り返す。
睡眠
睡眠の足し算と引き算にはどのような場面があるでしょう。
・寝すぎ。 寝不足。
・寝る時間を早くする。 寝る時間を遅くする。
・起きる時間を遅くする。 起きる時間を早くする。
・夜だけ寝る。 昼寝もする。
・睡眠薬を使う。 睡眠薬をやめる。
・睡眠グッズを買う。 それとも余計な物を減らす。
栄養
栄養も無視できませんね。むしろ足し算する人の方が多い印象ですが。
・食べすぎ。 栄養失調。
・サプリメントを使用する。 それとも食べる量を減らす。
・水分摂取を増やす。 それとも減らす。
・1日の食事回数は1食? 2食? 3食? それ以上に回数を増やす? 減らす?
・自然食品を食べる機会を増やす。 添加物を食べる機会を減らす。
社会参加
「社会参加」の足し算と引き算にはどのような場面があるでしょう。
・一人でいるのが寂しいから、人との関わりを増やす。
・大勢でいるのが疲れるから、人との関わりを減らす。
・仕事を始める。仕事を増やす。
・仕事を減らす。仕事を辞める。
・結婚する。 結婚しない。
・趣味をみつける。 趣味を変える。 趣味をやめる。
まとめ
リハビリでの「足し算」と「引き算」の考えが必要な例を挙げました。
目標を達成するためには、何らかの「行動」が必要です。
でも、目標に向かって進展しないような「習慣」を過ごしているなら、
「足し算」や「引き算」のどちらにしても行動を起こす必要があります。
色々提案しても、腑に落ちないようなことでは、行動はしにくいものです。
まずは「足し算」の考えでも、「引き算」の考えでも
やりやすい方を選択し行動してみることも大切な習慣の変化です。
押してもダメなら、引いてみましょう。
本当に大切なのは「最初の一歩」です。