こんにちは。
作業療法士のゆうです。
この記事は施術や運動療法ですぐに結果が出せる人には必要のない記事です。
あくまで代償手段が必要な時に役立てばと思います。
今回は訪問リハビリをしていて、こんなお悩みが聞かれました。
洗濯物を干すのは肩が痛くて段々大変になってきました。
手が挙がらないのよね。腰も痛いし、膝も痛いし。
洗濯も毎日やらないといけないし、一日に2回も3回もやってたら大変。
毎日は大変ですよね。肩が痛くて手が挙がりにくく感じているんですね。
洗濯物はどこに干しているんですか?
ここに干しているのよ。(高い位置)
おっ、想像より高い位置。届いてるけど、確かに大変そうだな。
もし、毎回大変なようだったら、洗濯を干す位置を変えたりとかはどうですか?
物干しスタンドなら、床に置けて低い位置で洗濯物を干せるから、身体の負担も減るかもしれないですよ?
昔からここで干してるし、床に置くと場所も取るでしょ。新しく買うとなると、お金もかかるから、娘に迷惑をかけたくないし。
大きさと値段はピンキリですね。
必要のない時には折りたたみでしまうことも出来ますが…
洗濯物は毎日だから沢山の洗濯物があるの。必要のない時はないから、出しっぱなしになっちゃうは。部屋が狭くなっても困るし。
それだったらこういうのもあるんですけど、どうでしょう?
伸縮式 ひっかけ棒(DAISO商品)
商品名:伸縮式 ひっかけ棒
サイズ:69㎝~106㎝
料金:100円(税抜き)
実際に使ってみると
針金以外のハンガーは太いため、取り扱い説明書のようにひっかけることは難しいです。
ですが、利用者さんにもこのように使ってもらっています。
ひっかけ棒を短くすれば、操作はしやすい。
ひっかけ棒を長くすれば、より高い位置まで届かせることが出来るが、操作性は不安定になりやすい。
普通の家なら一番短い状態で使用しても殆ど問題ないのではないかと思います。
これ、軽いし楽。手が挙げにくい私でも使いやすいわ。
料金も安いし、これなら場所も取らない。
良かったですね。これで少しでも肩の負担が減ると良いですね。
Aさんは小柄の女性だったのですが、特に問題なく使用できていました。
最後に
今回は洗濯物干しの自助具を紹介させて頂きました。
肩の痛みが辛いなら、出来ればリハビリで痛みを軽減させていきたいですが、時間がかかりそうな場合は負担を軽減させる方法を提案していくことが多いです。
「洗濯の回数が多くて辛い」、「洗濯の回数が増えている原因は何なのか」、「家族が手伝ってくれないのが辛いのか」など
背景が色々あったりします。
そして、慣れている環境は出来るだけ変えたくない人も多いと思います。
そのため、どこを援助するかは関わる人の判断になりますが、僕は今回は洗濯物を楽に干せる商品を紹介させてもらい、その後も喜んで使い続けてもらってます。
訪問看護や訪問リハビリには100円ショップは強い味方ですm(__)m
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